⑦ 生活に正解はありません

リハビリというと、「正しい方法」があるように思われることがあります。


この動きができるようになれば良い。


この訓練を続ければ良い。


この順番で進めれば良い。


もちろん、それが当てはまる場面もあります。


しかし、生活はそう単純ではありません。


同じ障害でも、困っていることは人それぞれです。


片麻痺の方でも、一人暮らしの方と家族と暮らしている方では課題が違います。


精神障害の方でも、人と話すことが苦手な方もいれば、一人でいることが苦手な方もいます。


神経難病の方であれば、病気の進行に合わせて生活を何度も見直さなければならないことがあります。


だから私たちは、「これが正解です」とお伝えすることはほとんどありません。


その代わりに考えるのは、「この人には、どんな方法が合っているのだろう」ということです。


朝から通う方が調子の良い人もいます。


午後からの方が力を発揮できる人もいます。


一人で集中できる作業が向いている人もいます。


誰かと話しながら取り組んだ方が続けやすい人もいます。


生活は、人それぞれです。


だからリハビリも、人それぞれです。


誰かにとって良い方法が、そのまま別の人にも当てはまるとは限りません。


私たちは毎日の作業や面談を通して、その人に合った生活の組み立て方を一緒に考えています。


うまくいかない方法を繰り返すのではなく、少しずつ修正しながら、その人に合う形を探していきます。


それは遠回りに見えることもあります。


それでも、その積み重ねが長く生活を続ける力につながっていくと考えています。


リハビリは、病気や障害だけを見るものではありません。


その人の生活を見て、その人に合った方法を一緒に探していくことも、私たちは大切なリハビリだと思っています。


見学はいつでも受け付けています。


「自分にはどんな通い方が合っているのか分からない」「働くことに不安がある」という方も、お気軽にご相談ください。


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