新連載① リハビリは、病院だけで終わりません

「リハビリ」と聞くと、多くの方は病院を思い浮かべるのではないでしょうか。


脳卒中や骨折のあとに身体を動かす訓練をしたり、歩く練習をしたりする。そうした場面を想像する方が多いと思います。


もちろん、それもリハビリです。


しかし、病院を退院したからといって、生活の課題がすべて解決するわけではありません。


例えば、片麻痺が残った方であれば、家の中でどう生活するのかという問題があります。


整形疾患の方であれば、痛みとうまく付き合いながら買い物や家事を続けていく必要があります。


神経難病の方であれば、身体の変化に合わせて生活そのものを組み立て直していかなければなりません。


精神障害のある方であれば、朝起きること、人と関わること、外へ出ること、働くことが大きな課題になることがあります。


障害は違っても、共通していることがあります。


それは、生活を取り戻すことです。


私たちの事業所では、作業をすることだけが目的ではありません。


一つひとつの作業を通して、体力や集中力、疲れ方、人との関わり方、生活リズムなど、その人が地域で暮らしていくために必要な力を一緒に見ています。


作業療法士として病院で働いていた頃は、身体機能の回復に関わることが中心でした。


現在は就労継続支援B型事業所で、生活や就労を支える立場になりました。


働く場所は変わりましたが、「その人らしい生活を取り戻す」という目標は変わっていません。


だから私たちは、作業を単なる仕事としては見ていません。


生活を組み立て直すための時間であり、その人の変化を一緒に確認していく時間でもあります。


リハビリは、病院で終わるものではありません。


退院したあとも、働き始めたあとも、生活が変われば新しい課題が生まれます。


その課題に向き合いながら、その人らしい生活を築いていくことも、私はリハビリの大切な一部だと考えています。


見学はいつでも受け付けています。


「働くことに不安がある」「生活リズムを整えたい」「退院後や療養後の生活を考えたい」など、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。


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