「自分に合う仕事が見つかりません」
そんな話を聞くことがあります。
求人を見ていないわけではありません。むしろ、何度も探しています。
でも、仕事内容を見ると不安になります。
「これは自分には難しそう」
「人と話す仕事は無理」
「朝が早いから続かない」
「失敗したら迷惑をかける」
そうして一つずつ候補を外していくと、最後には何も残らなくなります。
もちろん、本当に向いていない仕事もあります。障害や体調によって、避けた方が良い仕事もあります。
無理をして、何でもやればいいという話ではありません。
ただ、まだやったことのない仕事を、頭の中だけで「できない」と決めてしまうことがあります。
これは決して珍しいことではありません。
失敗した経験が多いほど、「また失敗するかもしれない」と考えます。自信がなければ、できない理由を先に探してしまうこともあります。
そして難しいのは、考えれば考えるほど、自分に合う仕事の条件が増えていくことです。
時間は短い方がいい。人とはあまり関わりたくない。難しい作業は避けたい。でも単純すぎる仕事も嫌だ。できれば興味のある仕事がいい。
条件を増やすこと自体が悪いわけではありません。
しかし、すべての条件を満たす「自分にぴったりの仕事」を探し続けているうちに、何年も動けなくなることがあります。
私たちは、自分に合う仕事は、最初から分かるものではないと考えています。
実際にやってみると、「苦手だと思っていたけれど、意外とできた」ということがあります。
反対に、「好きだから向いていると思ったけれど、仕事にすると疲れてしまった」ということもあります。
やってみなければ分からないことは、たくさんあります。
だから私たちの事業所では、いろいろな仕事を用意しています。
古着を扱う仕事があります。商品の検品や値付け、写真撮影、接客など、同じ古着の仕事でも役割は一つではありません。
ものづくりもあります。3Dプリンターを使った自助具の試作も進めています。
実際にやってみて、合わなければ別の方法を考える。
失敗したら、なぜうまくいかなかったのかを一緒に考える。
ここは「失敗の許されるB型」です。
最初から自分に合う仕事を見つけなくてもいいのです。
いろいろ試しながら、「これは意外とできる」「これは苦手だった」「このくらいなら続けられる」と、自分自身を知っていくことも大切なリハビリだと考えています。
自分に合う仕事が見つからないのであれば、探し方を変えてみてもいいのかもしれません。
考えて見つけるだけではなく、実際にやってみながら見つけていく。
その方法もあります。
見学はいつでも受け付けています。
「自分に何が向いているのか分からない」「できる仕事があるのか不安」という方も、お気軽にご相談ください。
最初から答えを出す必要はありません。実際に経験しながら、一緒に考えていくことができます。
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