「もう少し体調が良くなってから」
「もう少し生活リズムが整ってから」
「もう少し自信がついてから」
働くことを考えている方から、このような言葉を聞くことがあります。
もちろん、本当に休養が必要な時期もあります。生活が大きく崩れているのであれば、まずはそこを整えることが必要でしょう。
しかし、「もう少し」が何か月も、時には何年も続くことがあります。
本人も、このままでいいとは思っていません。
働きたい気持ちはある。将来への不安もある。周りが働いているのを見て、焦ることもあります。
それでも、「今はまだ準備ができていない」と感じています。
では、何ができたら準備完了なのでしょうか。
毎朝決まった時間に起きられるようになったら。
体調が完全に安定したら。
人と話すことが怖くなくなったら。
仕事を続けられる自信がついたら。
そう考えていくと、準備が終わる日はなかなか来ません。
生活には波があります。調子の良い日もあれば、悪い日もあります。不安が完全になくなることも、自信が満タンになることも、そう多くはありません。
そして実際には、準備をしてから動くのではなく、動きながら準備ができていくこともあります。
決まった日に家を出てみたら、思っていたより通えた。
人と話すのが苦手だと思っていたけれど、毎日顔を合わせるうちに少しずつ話せるようになった。
作業をしてみたら、自分でも知らなかった得意なことが見つかった。
反対に、「これは苦手だ」「この時間では疲れ過ぎる」ということが分かる場合もあります。
それも大切な経験です。
自分に何ができて、何が難しいのか。それは頭の中で考えているだけでは、なかなか分かりません。
私たちの事業所では、最初から何でもできる必要はありません。
毎日通えなくてもいい。
長時間作業できなくてもいい。
失敗することもあります。
ただし、何もしなくてもいい場所だとは考えていません。
今できることから始めて、必要なら背中を押すこともあります。
もう少し頑張れそうなら、「もう少しやってみよう」と伝えます。無理をしているなら、やり方を変えます。
私たちが大切にしているのは、完璧に準備が整うまで待つことではありません。
その人の今の状態から、何なら始められるのかを一緒に考えることです。
「まだ準備ができていない」と感じることはあります。
でも、準備ができたから一歩を踏み出せるとは限りません。
一歩を踏み出したからこそ、次に何が必要なのかが初めて見えてくることもあります。
働く準備は、働く直前に完成するものではありません。
失敗したり、休んだり、やり直したりしながら、少しずつ身につけていくものだと私たちは考えています。
見学はいつでも受け付けています。
「まだ通える自信がない」「もう少し準備してからの方がいいのではないか」と迷っている方も、お気軽にご相談ください。
準備ができているかどうかを決めるためではなく、今の状態から何なら始められるのかを一緒に考えていきます。
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もっとできるようになってから利用するものだと思っていました
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