④ 一度失敗すると、次の一歩がとても重くなることがあります

仕事を辞めた経験がある方の中には、次の仕事を探そうと思っても、なかなか動き出せない方がいます。


「今度こそ長く働きたい」


そう思って求人を見ます。


しかし、応募しようとすると、以前のことを思い出します。


仕事を覚えられなかったこと。人間関係がうまくいかなかったこと。体調を崩して休みが増えたこと。注意されたこと。そして、結局仕事を辞めてしまったこと。


一度の失敗が、次の挑戦をとても重くすることがあります。


「また同じことになるのではないか」


そう考えると、応募することが怖くなります。


特に難しいのは、本人の中で「仕事を辞めた」という経験が、「自分は働けない人間だ」という結論に変わってしまうことです。


しかし、本当にそうでしょうか。


仕事が続かなかった理由は、一つとは限りません。


勤務時間が長すぎたのかもしれません。仕事内容が合わなかったのかもしれません。疲れていることを伝えられなかったのかもしれません。困っても相談できず、一人で抱え込んでしまったのかもしれません。


あるいは、最初から頑張り過ぎていたのかもしれません。


仕事を辞めたという結果だけを見れば、「失敗だった」と感じるでしょう。


でも、そこには次に生かせる情報があります。


何がつらかったのか。


どこから苦しくなったのか。


その時、誰かに相談できたのか。


もう一度働くとしたら、何を変えればよいのか。


失敗した経験そのものを消すことはできません。しかし、その経験を次にどう使うかは変えられます。


だから私たちの事業所では、失敗しないことだけを目標にはしていません。


作業がうまくいかないこともあります。思ったより疲れてしまうこともあります。人との関わりで困ることもあります。休んでしまう日もあります。


そんな時に、「やっぱり自分は駄目だ」で終わらせないことが大切だと考えています。


なぜうまくいかなかったのかを考える。必要なら誰かに相談する。やり方を変える。そして、もう一度試してみる。


私たちが「失敗の許されるB型」と考えているのは、何をしても許されるという意味ではありません。


失敗した後に、もう一度やり直せる場所でありたいという意味です。


一般就労では、一度の失敗が大きな問題になることもあります。


だからこそ、その前に失敗を経験し、立て直す練習をしておくことにも意味があります。


一度仕事が続かなかったからといって、次も必ず続かないとは限りません。


ただし、何も変えずに同じことを繰り返せば、同じところでつまずく可能性はあります。


だから、過去の失敗を忘れるのではなく、次に使う。


私たちは、それも大切なリハビリだと考えています。


見学はいつでも受け付けています。


「以前、仕事が続かなかった」「また同じことになるのが怖い」という方も、お気軽にご相談ください。


過去の失敗だけで、これから先を決める必要はありません。次は何を変えればよいのか、一緒に考えることができます。


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