⑥ 急がないことも、リハビリだと考えています

「早く就職した方が良いですよね。」


見学の時に、そのようなお話になることがあります。


もちろん、就職を目標にすることは大切です。


働きたいという気持ちも、とても大切です。


しかし、私たちは「早ければ早いほど良い」とは考えていません。


それには理由があります。


私たちは、就職することよりも、働き続けることの方が難しいことを知っているからです。


就職は、一日で決まることがあります。


しかし、その仕事を一年、二年と続けるためには、毎日の生活が安定していなければなりません。


朝起きること。


決まった時間に通うこと。


疲れた時に休むこと。


困った時に相談すること。


生活リズムを整えること。


一つひとつは特別なことではありません。


しかし、これらは働き続けるための土台になります。


土台が不安定なまま就職すると、最初はうまくいっても、少しずつ無理が積み重なってしまうことがあります。


だから私たちは、「もう少し今の生活を安定させましょう」とお話しすることがあります。


焦らせていないのではありません。


遠回りを勧めているわけでもありません。


長く働き続けるために、今必要な準備を一緒に考えているだけです。


もちろん、人によってはすぐに就職できる方もいます。


その方には、そのタイミングで挑戦していただきます。


反対に、少し時間をかけた方が良い方もいます。


どちらが正しいということではありません。


その人に合った時期を見極めることも、私たちの大切な役割だと考えています。


リハビリは、早く終われば成功というものではありません。


その人が地域で生活し、働き続けられること。


そのために必要な時間は、一人ひとり違います。


だから私たちは、急ぐことよりも、その人に合った歩幅を大切にしています。


見学はいつでも受け付けています。


「今すぐ就職する自信はない」「まずは生活を整えたい」という方も、お気軽にご相談ください。


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