「もっと早く相談すれば良かった」と言われることがあります

「もっと早く相談すれば良かったです。」


私たちは、この言葉を聞くことがあります。


病気や障害によって仕事を辞めた方。


長い間、自宅で過ごしていた方。


仕事をしたい気持ちはあるけれど、一歩を踏み出せなかった方。


そうした方が見学や相談に来られた時に、話してくださることがあります。


もちろん、誰も好きで相談を遅らせているわけではありません。


「もう少し様子を見よう。」


「もう少し体調が良くなってから。」


「もう少し自信がついてから。」


そう考えているうちに、気が付けば半年、一年、あるいはそれ以上の時間が過ぎてしまうことがあります。


相談に来る頃には、生活リズムが崩れていたり、人と話す機会がほとんどなくなっていたり、自信を失っていたりすることも少なくありません。


その状態から動き始めることは、決して簡単ではありません。


だからといって、「もっと早く来なかったから遅い」ということではありません。


私たちが伝えたいのは、困ってから相談する場所ではなく、困りそうだと思った時点で相談してもいいということです。


実際には、「利用するかどうか決めていません」という方が見学に来られることもあります。


「話だけ聞いてみたい。」


「どんな場所なのか見てみたい。」


それだけでも構いません。


相談したから利用しなければならない、ということはありません。


私たちは、その方の生活や体調、これまでの経過を伺いながら、一緒にこれからのことを考えていきます。


働くことを急がせることもしません。


反対に、「もう少し頑張れそうですね」と背中を押すこともあります。


大切なのは、その人に合ったタイミングを一緒に見つけることです。


病気や障害があっても、生活は続いていきます。


仕事のこと。


生活のこと。


将来のこと。


一人で考えていると、答えが出ないこともあります。


そんな時は、「まだ相談するほどではない」と思わずに、一度話をしに来てください。


相談が早いほど、選べる方法が増えることもあります。


そして、「もっと早く相談すれば良かった」と思わなくても済むかもしれません。


見学はいつでも受け付けています。


「まだ利用するかどうか決めていない」「まずは話だけ聞いてみたい」という方も、お気軽にご相談ください。


見学や相談だけでも大歓迎です。一緒に、これからの選択肢を考えていきましょう。


関連記事
病気になっても、障害になっても、仕事は終わりではありません
最初の一歩は、就職でなくてもいいと思っています
「働きたい」と言いながら、何年も動けないことがあります
「まだ準備ができていない」と思い続けることがあります
障害のある子の将来を考えるとき、一番大切なこと