「この人なら大丈夫そうですね。」
見学や体験利用を終えたあと、そう感じる方がいます。
受け答えもしっかりしています。
作業も問題なくこなせます。
意欲もあります。
だから、私たちも「順調に進みそうだな」と思うことがあります。
ところが、実際にはそうならないことがあります。
最初から飛ばし過ぎてしまうのです。
毎日来ようとします。
無理をしてでも作業を続けます。
疲れていても「大丈夫です」と答えます。
困っていることがあっても、自分から相談しません。
その結果、一か月後には疲れ切ってしまい、通所が難しくなることがあります。
反対に、最初は週に二日から始めた方がいます。
一日の作業時間も短く、疲れた日は早めに帰宅することもありました。
作業のスピードも決して速くはありませんでした。
しかし、その方は半年後も、一年後も変わらず通っています。
体力がつき、生活リズムが整い、少しずつ作業時間も増えていきました。
私たちは、この二人を見たときに考えます。
本当に必要なのは、「今日どれだけ頑張れたか」なのだろうか、と。
就職を目指すのであれば、なおさらです。
採用されることはもちろん大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、その仕事を続けられることです。
どんなに能力があっても、一週間で辞めてしまえば、その力を十分に発揮することはできません。
反対に、少しずつでも経験を積み重ねながら働き続けられる方は、時間とともにできることが増えていきます。
だから私たちは、「もっと頑張ってください」と伝えることもあります。
その一方で、「今日はここまでにしましょう」と止めることもあります。
一見すると矛盾しているように見えるかもしれません。
しかし、どちらも目的は同じです。
その人が、一か月後も、一年後も、その先も生活を続けられるようになることです。
リハビリとは、一日だけ良い結果を出すことではありません。
生活の中で、その力を使い続けられるようになることだと、私たちは考えています。
見学はいつでも受け付けています
「今の自分でも通えるだろうか」「続けられるか不安」という方も、一人で悩まずお気軽にご相談ください。一緒に無理のない通い方を考えていきます。
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