③ 面談だけで終わる日があってもいいと思っています

「今日は何をしましたか?」


利用者さんにそう尋ねると、「今日は面談だけでした」と返ってくる日があります。


作業はしていません。作品もできていません。


その話だけを聞くと、「今日は何もしなかった一日だった」と思われるかもしれません。しかし、私たちはそうは考えていません。


就労継続支援B型では、作業を通して生活や働く力を身につけていくことが大切です。そのため、できるだけ作業に取り組んでいただきたいと考えています。


一方で、作業に向かうことよりも先に整理しなければならないことがある日もあります。


体調が安定しない日があります。


家族との関係で気持ちが落ち着かない日があります。


就職への不安が強くなっている日もあります。


仕事とは関係ないように見える出来事が、その日の作業に大きく影響していることも少なくありません。


そういう日に、「とりあえず作業をしましょう」と勧めても、本人の中では何も整理されないまま時間だけが過ぎてしまうことがあります。


だから私たちは、まず話を聞くことがあります。


何があったのか。


何に困っているのか。


本人はどう考えているのか。


答えを出すためというより、一緒に整理するための時間です。


面談を終えたあと、「今日は作業をしません」と本人が決めることもあります。


反対に、「少しだけやってみます」と気持ちが切り替わることもあります。


どちらが正しいということではありません。


その日の状態を確認し、自分で判断することも大切な力だからです。


私たちは、面談を作業ができなかった日の代わりだとは考えていません。


面談も、その人が生活を立て直し、働く準備をしていくための支援の一つです。


実際には、面談だけで終わった日の翌週から落ち着いて通えるようになった方もいます。反対に、無理をして作業を続けたことで、その後しばらく休まなければならなくなった方もいました。


もちろん、面談だけで良いわけではありません。


作業を通して得られる経験はたくさんあります。


しかし、その日に必要なのが作業なのか、面談なのかを一緒に考えることも、私たちは大切にしています。


毎日同じ支援をするのではなく、その日の状態に合わせて支援を組み立てることも、リハビリの一つだと考えているからです。


見学はいつでも受け付けています。
「どんな作業をするのか」だけではなく、「どのような支援を受けられるのか」を知りたい方も、お気軽にご相談ください。


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