見学のあと、簡単な作業を体験してもらうことがあります。
流木ハンガーの作業や、商品の検品など、その方に合いそうなものを選んで、実際に少し手を動かしてもらいます。
ただ、最初からスムーズに作業が進むことは、あまりありません。
多くの方は、最初の数分で手が止まります。
やり方が分からないというより、
「これで合っているのか」
「間違えたらどうしよう」
そんな気持ちが先に出てしまうからです。
周りの人の様子を見たり、作業している手元をじっと見たりしながら、少し戸惑っているような時間があります。
こちらから
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
と声をかけると、少しずつ手が動き始めることがあります。
隣で作業している人のやり方を見ながら、同じようにやってみる。
そうやって少しずつペースがつかめてくる方も多いです。
見学体験のときに大切なのは、作業が上手にできることではありません。
その場所で、どんなふうに作業が進んでいくのか。
自分がその中に入ったとき、どんな感じになるのか。
それを感じてもらうことの方が大切だと思っています。
最初に手が止まるのは、むしろ自然なことです。
実際に通っている方も、最初の見学体験では同じように戸惑っていたという方が多いです。
少しずつ慣れていけば、それだけで十分だと思っています。
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