見学のとき、最初にするのは「作業」ではなく「話」です

見学に来られた方に、いきなり作業をしてもらうことはありません。
まずは少しお話を聞くところから始めています。


どんな生活をされているのか。
体調はどうか。
これまでどんな仕事や作業をしてきたのか。


難しい聞き方をするわけではなく、世間話の延長のような形です。


話している様子や、体の動き方、声の調子などを見ながら、その方に合いそうな作業を考えます。


当事業所では、見学のあとに簡単な作業を体験してもらうことがありますが、その作業は決まっているわけではありません。


例えば、手先を使う作業がよさそうな方には流木ハンガーの作業を。
落ち着いて座ってできる作業がよさそうな方には商品の検品作業を。


その方の様子を見ながら決めています。


作業療法士の立場から見ると、同じ「作業」でも、人によって合うものと合わないものがあります。


いきなり難しい作業をすると、
「やっぱり無理かもしれない」
と感じてしまうこともあります。


逆に、その人に合った作業を少し体験すると、


「これならできそうです」


という言葉が出てくることもあります。


見学のときは、作業の上手さを見るわけではありません。
その人に合う作業の形を探す時間でもあります。


ですので、最初からうまくできる必要はありません。


少しずつ、その人に合う形を見つけていければと思っています。

 

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