見学に来るきっかけは様々です。
自分で調べて連絡をくださる方もいます。
相談支援専門員から紹介される方もいます。
家族に勧められて見学に来る方もいます。
その中で、時々こんな場面があります。
本人も必要性は分かっています。
家にいる時間が長くなっていることも分かっています。
何か変えた方がいいことも分かっています。
それでも話が進みません。
理由を聞くと、「親がうるさくて」と話すことがあります。
もちろん家族は心配しています。
少しでも外に出てほしい。
誰かと関わってほしい。
生活の流れを作ってほしい。
そう思って声をかけています。
その気持ちは自然なことです。
ただ、本人にとっては少し違うことがあります。
どれだけ正しい話でも、自分で決めた感覚が持てないと動きにくいことがあります。
利用した方が良い。
見学した方が良い。
外に出た方が良い。
頭では分かっています。
しかし、それを周囲から何度も言われると、反発したくなることがあります。
本当は内容に反対しているわけではありません。
「言われたから嫌になる」
という状態に近いことがあります。
実際に利用を始めた方の中にも、最初は家族に勧められていた方がいます。
ただ、利用を決めた理由を聞くと、「自分で決めたからです」と話されることがあります。
きっかけは家族だったかもしれません。
それでも最後は、自分で決めたという感覚が大切だったのだと思います。
見学のあとに迷う方の中にも、この部分で止まっていることがあります。
利用するかどうかではなく、自分で決めたと思えるかどうかです。
私たちは利用を勧めることはあります。
ただ、最終的に決めるのは本人です。
その感覚はとても大切なものだと思っています。
見学はいつでも受け付けています。気になる方はお気軽にお問い合わせください。
関連記事
B型に通うことを知られたくない人がいます
まだ自分は違うと思うことがあります
利用することを負けだと思うことがあります
見学のあと、急に不安になることがあります
もう少し考えてから、と思うことがあります
利用するかどうかより、続くかどうかが気になります
家族だけが焦っていることがあります