サチエル・ロビンソンでは、古着の販売やインターネット物販のほかに、さまざまなものづくりにも取り組んでいます。
ピアス、クラフトバンド、リメイクバッグ、クッション。
使う材料も、作り方も、それぞれ違います。
そして、同じ材料を使っていても、出来上がるものは一つひとつ違います。
色の組み合わせ、形の整え方、細かな部分の仕上げ方。
そこには、作る人による違いが自然と表れます。
私たちは、その違いをものづくりの面白さの一つだと感じています。
作り方を覚えるだけが仕事ではありません
ものづくりを始めるときには、まず材料や道具の使い方を覚えるところから始まります。
手順を確認しながら、一つずつ作っていく。
最初は職員に確認していたことも、繰り返すうちに自分で進められるようになる場合があります。
ただ、手順を覚えて同じものを作れるようになることだけが、ものづくりの面白さではありません。
例えば、色を選ぶとき。
どの色を組み合わせるかによって、作品の印象は大きく変わります。
同じ材料でも、落ち着いた雰囲気になることもあれば、明るく華やかな仕上がりになることもあります。
作り方を覚えた先に、自分で考えたり、選んだりする余地がある。
決められた手順をこなすことと、自分で考えながらものを作ることは、少し違う仕事なのだと思います。
夢中になれる仕事があるということ
利用者さんの中には、ものづくりにとても意欲的に取り組んでいる方がいます。
一つの作品に時間をかけ、細かな作業を続けている姿を見ることもあります。
もちろん、誰もがものづくりを好きになるわけではありません。
細かな作業が苦手な人もいれば、身体を動かす仕事の方が合っている人もいます。
だからこそ、サチエルではものづくりだけではなく、古着の検品や販売、インターネット物販など、異なる仕事を用意しています。
最初から自分に合った仕事が分かっている人ばかりではありません。
実際にやってみて、初めて面白さに気づくこともあります。
仕事を選ぶということは、できることを探すだけではなく、自分が続けたいと思えることを見つけることでもある。
私たちは、そう考えています。
一つひとつ違うからこそ、商品としての面白さがある
手作りの作品には、工場で大量に生産される商品とは違った特徴があります。
同じ形を目指していても、色の組み合わせや細かな仕上がりには違いが生まれます。
もちろん、商品として販売する以上、使いやすさや仕上がりの確認は必要です。
手作りだから、どのような仕上がりでもよいというわけではありません。
そのうえで、一つひとつに違いがあることは、作品を選ぶ楽しさにもつながると思っています。
ピアスなら、身につける人の好みに合った色や形。
リメイクバッグやクッションなら、素材の組み合わせによって変わる雰囲気。
クラフトバンドなら、編み方や配色によって変わる表情。
作る人が違えば、出来上がるものも違う。その違いを商品の魅力として伝えていくことも、私たちの仕事です。
作る人と、届ける人の仕事
ものづくりの仕事は、作品が完成したところで終わるわけではありません。
出来上がった作品を確認する。
写真を撮る。
商品の特徴が伝わるように説明する。
販売する場所や見せ方を考える。
お客さんの手元に届くまでには、いくつもの仕事があります。
サチエルでは、古着やインターネット物販にも取り組んでいます。
そうした仕事の経験は、手作り作品を届けるうえでも生かせると考えています。
作品を作ることが得意な人もいれば、検品や写真撮影など、別の工程で力を発揮できる人もいます。
一人ですべてを担当する必要はありません。
一つの商品が出来上がり、お客さんに届くまでの間には、いろいろな人が関われる仕事があります。
私たちは、その仕事の幅も大切にしていきたいと思っています。
これからも、ものづくりを続けていきます
ものづくりは、サチエルで行っている仕事の一つです。
一般就労を目指す方もいれば、まずは自分に合った仕事を見つけたい方もいます。
その中で、ものづくりに意欲的に取り組んでいる利用者さんがいることは、私たちにとって大切なことです。
そして、せっかく作った作品だからこそ、多くの方に見ていただきたいとも思っています。
作る人が工夫を重ねること。
職員が仕事の進め方や販売方法を考えること。
それぞれの役割を大切にしながら、ものづくりを続けていきたいと思います。
同じ材料を使っても、同じ作品にはならない。
その一つひとつの違いを、これからも楽しみにしていただければうれしいです。